ルノルマンの読み方——カードの意味は固定、意味は組み合わせに宿る

ルノルマンはタロットのつもりで読むと「何も見えてこない」と感じます。原因はあなたではなく、二つのカードの読み方がそもそも違うことにあります。

36 枚、意味は決まっている

タロットは 78 枚あり、一枚のカードに何層もの解釈があります。同じカードでも読み手によって出てくるものがかなり違う。ルノルマンはそうではありません。36 枚しかなく、それぞれが具体的な事物に対応します。騎士は知らせ、船は旅、木は健康と根、錨は安定と仕事。

この意味にはほとんど伸縮がありません。木は木であって、その日の気分で別の意味になることはない。利点は入り口が低いこと——36 の言葉を覚えれば始められます。代わりに、一枚だけではほとんど何も言えません。「木」はこの件が健康か根に関わると告げる、それで?

難しいのは組み合わせ

ルノルマンの意味は一枚の中ではなく、二枚がぶつかった瞬間に生まれます。日本語に少し似ています。一つの漢字の意味は決まっていても、「社会」と「会社」はまったく別のものになる。

だからルノルマンを読むとき、実際にやっているのは固定された言葉をつないで一つの文にすることです。前のカードが主語、後ろのカードがその向かう先になります。

順番で意味が変わる

これが最も見落とされます。同じ二枚でも、どちらが前かで読みは二通りになります。

組み合わせ読み
船 → 錨旅に安定した目的が生まれる。出張、方向のある移動、商業的な往来
錨 → 船落ち着いてから動き出す。根を張ってから出発する、あるいは遠方で腰を据える
木 → 騎士健康に関する知らせ。長く続いていた事柄に突然の更新が入る
騎士 → 木知らせがゆっくり育つ事柄を引き出す。一つの便りが何かを根付かせる
淑女 → 紳士彼女の意識が彼に向いている。近づこうとし、待ち、彼を想っている
紳士 → 淑女彼が彼女の今の状態を定めている。彼が背後にいる、あるいは彼女が彼に影響されている

六つの組み合わせ、三対のカード。どの対も順番を入れ替えると読みが変わり、しかも「似たようなもの」ではない違い方をします。

読み上げた文を、順番を入れ替えても意味が変わらないなら、それはまだ読めていません。二つのキーワードを並べただけで、関係を結ばせていない状態です。

三枚の読み方

最もよく使うのは三枚です。真ん中が主題、左が由来や原因、右が行き先や結果になります。

まず真ん中が何かを見る。それがこの件の核です。次に左がどう押しているか、右がどこへ向かうかを見る。三枚読み終えたとき、三つの単語ではなく一つの通る文になっているはずです。

通らないときは、無理につながないこと。たいていは質問が大きすぎます。ルノルマンは境界のはっきりした事柄が得意で、「私の人生はどうなるか」には答えられません。

カードには傾きがある

36 枚のうち、12 枚が肯定寄り、9 枚が否定寄り、15 枚が中立です。中立の 15 枚こそ注意に値します——それ自体は判断を持たず、隣のカードに完全についていきます。

もう一層は分類です。15 枚が自然物(木、雲、花)、12 枚が器物(船、錨、鍵)、4 枚が人物(紳士、淑女、子供、母)、3 枚が場所、2 枚が抽象概念。人物カードは多くの場合、実在の誰かを指します。見かけたら「これは誰のことか」と考えるべきです。

向いている質問

  • 境界のはっきりした具体的な事柄:この仕事を受けるか、あの人に連絡するか、この件はどこへ向かうか。
  • 今の局面:どういう状況か、どこで詰まっているか、次に何が起きやすいか。
  • 一つの事柄の行方であって、人の性格ではない——性格は出生図の仕事です。

向いていない質問

  • 日付は出ません。カードに時間の目盛りはなく、速さの感覚を持つカードはあっても(騎士は速い、木は遅い)、それは「何月何日」ではありません。
  • 一生の枠組みには答えません。自分がどういう人間か、人生の重心がどこかを知りたいなら出生図です。
  • はい・いいえの保証はしません。出るのは局面と流れであって、約束ではありません。
  • 同じ件を満足するまで引き直さないこと——自分の聞きたい一言を選んでいるだけになります。

どこから始めるか

36 枚を覚えてから始める必要はありません。今ほんとうに気になっている事柄を一つ選び、三枚引いて、「真ん中が主題、左が由来、右が行き先」の順に読んでみる。通らなければその三枚の意味を調べ、調べてからもう一度読む。

ルノルマンの学習曲線はここにあります。カードの意味は調べられる。難しいのはつなげることで、それは何度も読むことでしか身につきません。

ルノルマン三枚引き:聞きたいことを一つ書くだけ

まず完全な読み解きの例を見る